インタビューする側のメリットは、コミュ力、一次情報、情報整理

インタビューする側のメリットは、コミュ力、一次情報、情報整理

インタビュアーとして

メリットと感じられたのは
・コミュニケーション能力がつく
・一次情報に触れることができる
・情報整理の力がつく
ことだった。

コミュニケーション能力がつく

チャットやメール、電話等で事前にある程度の打ち合わせをしていても、実際にお会いするには当日が初めて。なんてことは、よくある話。
いかに初対面の方と距離を縮められるかが、インタビューにおいては大事なポイントとなる。

インタビューされたことが無い方でも、例えば病院での問診や、就職活動の際の面接など、「相手の問いかけに対し回答する」という経験はあるはずだ。
初対面で話しやすい人もいれば、できれば会話をしたくないと思ってしまうこともある。

会話をしたくない、と思ってしまった相手にインタビューするのはひどく疲れるもの。
路上のキャッチセールスのようになってしまう。

どうやったら相手が気持ちよく話をしてくれるか。それを培う必要があるのだ。

一次情報に触れることができる

Aさんから発信された情報があるとしよう。
その情報を「Aさん」から聞けば一次情報、「Aさんから聞いたBさん」から聞けば二次情報、「Aさんから聞いたBさんから聞いたCさん」から聞けば三次情報になる。
伝言ゲームを考えれば分かる通り、情報がストレートに伝わることはまずない。人が介入することで、バイアスがかかってしまったり、余分な情報がついてきたりする。
まさに「尾ひれが付く」という状況になる。

インタビューをするのは第一人者、当人に直接聞くことばかりだ。
つまり一次情報に触れることができる。またインタビューの中で簡易な質問や疑問をぶつけることだって可能だ。
その第一人者、最前線にいる方の情報を、生で仕入れられるメリットは非常に大きい。
その一次情報をどうやって記事にするのか。それはインタビュアーの腕にかかっている。

情報整理の力がつく

インタビューで求められるスキルの一つが情報整理力。
饒舌に話をしてくださる方もいる一方で、なかなか聞きたいことに辿り着かないこともある。
丁寧に時系列で話をして下さる方は珍しく、インタビュアーの質問次第では、昔に戻ったり、未来の夢の話になったり、と話があちこちに飛ぶのだ。
もちろんインタビュアーが深堀りしたいポイントもあるだろう。

そうやってインタビューしたものは、あまりにもバラバらで、文字起こしをしただけでは使い物にならない。
どこを重点的に拾い上げるか、どこを切り落とすか、どの並び方で会話を組み立てるのか。
それを考える必要があるのだ。

冒頭にキャッチーな話題を持ってきたほうがいい、感動の場面は最後のほうに、幼少期の話と未来の話はリンクするから同じタイミングで。

そうやって、インタビューで集めた材料をどうやって調理していくか。
一番の醍醐味であり、腕の見せ所ではないだろうか。

まとめ

インタビューする側のメリットはたくさんある。
もう少し広い範囲でみれば、取材の企画力、出演の交渉力、多くの人に届けるリーチ力など。
多くのスキルが必要になるもの。

実際に「インタビューする」場面で得られる大きなメリットは、コミュ力、一次情報、情報整理だ。
メリットがたくさんあるんだよ!!と文章で読んでも、ぱっとしないかもしれない。
一度インタビューをしてみたら。こんなに面白い世界が待っているんだ。こんなに学びが多いんだ。と気づくこと間違いなし。